7.流動化・証券化とは

流動化・証券化という言葉を定義づけるのは困難ですが、一般に、企業がその保有する資産(例えば、売掛債権、不動産、動産など)を他の主体(例えば、信託やSPC)に譲渡し、この譲渡した資産から生じる権利を投資家に販売することで資金を調達する手法のことをいいます。

一方、投資家の視点からすれば、企業の信用力のみを裏付けとした社債や融資と比較し、裏付け資産の内容だけでなくストラクチャーによる信用補完措置なども考慮してリスクとリターンの選好ができることから、複雑化した投資ニーズにマッチした投資商品となっています。

金銭債権信託の仕組み